股関節の痛み(股周囲含む)
股関節部の疾患は
1、外傷性 ・一般外傷
・幼児期による外傷の後遺症
・先天性股関節脱臼(現在では先天性ではないことが解ってきました)
2、感染症(細菌による関節炎)
3、薬物性(ステロイドによる骨頭壊死)
4、腫瘍性(転移癌など)
5、遺伝性基盤(臼蓋形成不全)
6、リウマチ性
7、原因不明(特発性軟骨壊死、ペルテス病)
などが上げられます。当院では、2、3、4、7は扱えません、6は外傷歴があっても進行期の場合は薬との併用が必要な場合があります。
上記に変形性股関節症が書かれていないのは、外傷によるものや臼蓋形成不全からくるものなど様ざまだからです。ですから、この変形性股関節症は外傷などにより二次的に発生するものです、何れにせよ股部の痛みや腰の痛みが出たらなるべく早いうちに受診をしてください(関節が固まってしまうことがあるので)。
*遺伝性及び幼児期の外傷と先股脱による発育不全は、普通の人達よりも、組織異常を生じやすい様です。
診断
既往歴、家族歴、職歴も重要になります、そして痛みの発生状況や原因があるのか、ないのか?運動後に痛いのか、安静時にも痛いのかなど、いろいろ問診することになります。そして、視診や触診外科検査などを行います。
上記にも述べましたが、細菌性や薬物性、癌は徒手整復療法の粋を越えていますが、成長過程による形体異常が基盤にある痛みなどは、変形を食止める為にも積極的な施術が必要です。(組織異常が骨変形につながる為)もちろん外傷による痛みも組織異常なので、早期に来院ください。
治療
触手法、連筋法、関節法、連動法、振幅法などを使い施術していきます。